宮崎税務会計事務所
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ビジネスサポート
2017/5/2
熊本税理士サポート ■税理士コラム 熊本で税理士や会計事務所をお探しなら会社設立・相続税・税務調査に強い宮﨑税務会計事務所の無料相談をご活用下さい！☆「仕事の教え方」で大事なこととは？
■「仕事の教え方」で大事なこととは？
●ある企業の幹部が、次のようなことを言い合っていた。
Ａ幹部「最近の若手には、どうしてやる気が見られないんでしょうかね」
Ｂ幹部「最近の新人は、仕事に対する考え方が甘すぎると思いませんか？ 私たちが新人だったころは、もっと真剣に仕事に取り組んでいたような記憶がありますよ」
Ｃ幹部「少し叱ったら落ち込んで会社を休むし、叱らなかったら全然仕事の改善が見られないし。いっこうに成長しないのは、どうしたものか」
●部下育成は幹部の永遠のテーマである。
しかしながら、部下に何か問題があったり、部下が退職したりすると、原因のほとんどが部下本人にあると考えてはいないだろうか。
普段の業務の中でも、何かミスをすると部下を叱り、何か問題を起こすと部下を叱る。
「部下に問題が多いのは、自分自身に原因がある」と考えることができる幹部が、意外に少ないことに難があるのだ。
しかし、幹部自身が反省することは、ほとんどない。
部下とロクな会話をせず、明らかに情報量が少ない中で、結果だけを見て指示を出す。
しかも、その“アドバイス”が抽象的なものとあっては、部下がかわいそうである。「訪問件数が少ない」だの「頑張れ」だの、現象面の指摘や精神論ばかり言っても部下のモチベーションは下がる一方だ。
●学んでいただきたいポイントは３つ。
「仕事の教え方」「コミュニケーション」「ＯＪＴ」である。
①仕事の教え方･･･やってほしいことを伝えることができず、言葉足らず。精神論に走りがち。⇒同じ目線に立ち、具体的に行動レベルにまで落とし込んで説明する。
②コミュニケーション･･･普段の会話が少ないため、情報量が少ない（引き出せない）。そのため何をどうアドバイスしてよいのか分からない。⇒普段からの会話を多く持ち、部下の性格をしっかり把握する。
③ＯＪＴ（On The Job Training）･･･ＯＪＴという言葉を隠れみのにして、何もしていない。⇒同行しながら営業のやり方を見せたり、やらせてみてアドバイスしたりと日々成長につなげていく。
●「叱ること」は部下育成において大事なことである。
ただし、その前に幹部は自分の教え方が間違っていなかったか、
正しく教えていたかについて考えを巡らせていただきたい。
部下と信頼関係を構築し、仕事の１つ１つに対して行動レベルにまでしっかりと落とし込み、具体的にアドバイスしなければ、現代の若者は動かない。精神論だけでは、部下をつぶしてしまうことを肝に銘じていただきたい。
